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犬の緊張をほぐすツボ「液門(えきもん)」の紹介です。液門は犬の副交感神経を優位にし、リラックスを促すツボと言われています。
犬の副交感神経を優位に
犬も人間も、自律神経にコントロールされています。
自律神経は私たちの体の自動運転装置のようなものです。私たち自身が意識しなくても、心拍数や内臓の動きをコントロールし生命維持のために働いているのが自律神経です。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経系:闘争か逃走か(fight or flight)と総称されるように、身体的活動や侵害刺激、恐怖といった広義のストレスの多い状況において働く神経です。
緊張の多い場面では心拍数の増加、血管の収縮の促進され血圧が上がります。
副交感神経:心拍数を抑える、主な血管を緩めて血圧を下げる、といったリラックスを促す作用があります。
副交感神経優位の状態では、緊張がほぐれ、リラックスした状態になります。また交感神経が優位の状態は、身体機能の回復にも適しています。
交感神経、副交感神経、いずれも大事な神経です。一方で、犬もストレスを感じることが多いのが現代社会です。そのため、犬も意識して副交感神経優位のリラックス状態を作り出すことが大切です。
副交感神経の働きを活発にするツボ | 液門(えきもん)
犬の前肢の小指と薬指の間にあるツボ『液門』は交感神経の働きを抑え、副交感神経の働きを優位にするのに役立ちます。
液門の探し方 | 犬の前肢、指と指の付け根の間にある
液門の位置を写真で説明します。犬の前肢で写真で示した「指と指の付け根の間」にあります。
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液門の指圧法
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親指と人差し指で挟んで刺激します。
初心者でも探しやすいツボです。犬のフラッシング時やマッサージをしながら、刺激してみてください。