「犬が食べない」「下痢」は、犬によく起こりがちなトラブルです。
まずは原因を突き止め、動物病院で適切な治療を受けることが大切です。同時に自宅でも行える手当があると飼い主さんの安心につながります。
そこでこの記事では、犬の食欲不振にお勧めのツボ「中脘(ちゅうかん)」と、下痢の時に押したい「足三里(あしのさんり)」というツボをご紹介します。
いずれも初心者の方でも見つけやすいツボです。ぜひ動画をみながらチャレンジしてみてください。
1:犬のお腹マッサージ基本のツボ | 中脘(ちゅうかん)
中脘は胃腸トラブル全般に用いられるツボですが、特に「ストレス」からくる症状に有効だとされています。
そのため、食欲不振や消化不良、吐き気など明らかな症状がある時以外でも「犬のストレスケア」のツボとして日々のマッサージに取り入れることがおすすめです。
動画で確認「中脘」の位置
胃の真上にあるツボです。犬を寝かせてお腹を上向きにし優しく指で円マッサージします。
デリケートな場所でもあるので誤って強く押しすぎないよう注意してください。
2:犬の下痢、胃腸の不調に「足三里(あしのさんり)」
胃腸の症状に良く用いられるツボですが、病気予防、体力増強にも用いられます。
健康な犬の普段のケアに取り入れていただくのもよいでしょう。足のつかれ、むくみにも効果的な万能養生のツボです。
老犬の場合、足三里に温灸を据えると体調を整えるのに役立ちます。犬の温灸についてはこちらの記事内にある「棒温灸について」を参考にしてください。
ツボマッサージ初心者の方は、犬の表情をよく見ながら、強く押しすぎたり、力を入れ過ぎないようツボを刺激してみてください。